The High-Velocity Edge - Chapter 5 (2)
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アメリカ海軍の原子力潜水艦、商用ジェットエンジン開発、ウェブ広告と、それぞれの分野に於ける High-Velocity organization について。
Capability 3: 組織全体に学んだことを広げていく
High-Velocity organization において、人々は自分自身だけで学ぶことはせず、むしろ彼らの同僚と共に学んでいく。個人の経験が、多くの人びとの専門性に寄与していくのだ。
アメリカ海軍では、新しい乗組員が入ると、まず次のことを学ぶ。
- 船の設計や、その船を運用する上での手順
- 問題を明確化させるトレーニング
- 問題を解決するためのルーティンに関するトレーニング
これにより、アメリカ海軍では、海軍全体に波及するような経験を生み出す事ができる。
また、改善のルーティンは、close loop になっていて、具体的なサイクルとしては
- 現場の経験を積んでいく
- 経験から lesson を受ける
- 根本的な問題解決にあたり必要な技術を定義する
- 新しい設計、スペックに反映させる
- 運用させ、現場の経験を積んでいく
というようになっている。
Capability4: 改善のサイクルを循環させる
リーダーに求められるものは何だろうか?
通常の組織であれば、
- ゴールをセットすること
- 限られたリソースを下に決断をしていくこと
- 個々の状況において、メンバーの温度感を合わせていくこと
といったところであろう。
高いパフォーマンスを発揮できる組織では、リーダーは、「何をやったか」だけではなく「どのようにそれらをやったか」についても責任を求められる。もう少し言えば、「ゴールやリソースを設定する」だけではなく、「企業における(業務)プロセスやシステムを形作る」ことで成果を挙げる、ということになる。
NR Program では、リーダーの役割として、"learner-in-chief" を定義している。これは、自身の learning だけではなく、他人の laerning についても責任を持つということになる。
こういった機能があることにより、メンバーは常に学び続ける体質となり、その結果として最初に挙げた "discipline of engineering" が推進させる事になる。
(つづく)
The High-Velocity Edge: How Market Leaders Leverage Operational Excellence to Beat the Competition
- 作者: Steven Spear
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