突如として大変な案件に放り込まれた話
4 月から体制変更という事で、突如として(予告はあったものの)大変なプロジェクトに放り込まれることとなった。
OODA に当てはめると下記のような感じ。
状況把握
一週間の状況を観察すると、以下のような状況であった。
スケジュールが明確となっていない
一つずつのプロジェクトの完了時期は明確になっているものの、それまでにどういうステップをどの時期までに実施するかというものが明文化されていない。ガントチャートもなければ、プロジェクト計画書もない。そのため、アクションアイテムもない。
要員計画が明確となっていない
スケジュールが怪しいので、要員計画もざっっくりとしている。現状、3 人がアサインされているが、これが適正人数なのかも評価できない状況となっている。
予算管理ができていない
スケジュールが怪しいので、やはり予実管理もできない。よそからみると、突然お金を使いますと言い出し始めたり、いつのまにかお金が使われているような状況に見える。
方向性
- 個々がパフォーマンスを出すためには見える化が必要
- どのプロジェクトも現状不確定要素が多く、詳細なガントチャートを作ることはしない
- 各プロジェクトの目的を明確にした上で、その目的を達成するための条件を Mission を定め、それぞれの Mission の期限を仮設定する
- Mission をドリルダウンしていき、アクションアイテムを設定する
- アクションアイテムも、当然、進捗が上がれば消化されていくが、逆に、アクションアイテムを消化する事や状況の変化、新たな発見によってアクションアイテムが増えるケースもある。
- アクションアイテムの総数はプロジェクトの完遂に近づくにつれ漸近していく
- 初期のヴェロシティはアクションアイテムの総数を増やす事で評価する事になる
- 中期、後期にしたがい、アクションアイテムの達成率が重要な指標になる
- 各プロジェクトの一元管理ができてきたタイミングで、お金の予実管理もできるように統合していく
判断
- プロジェクトの遂行についてはチーム内のリソースにて消化していく
- お金の管理については、部全体の最適化が必要であることから、別途部として体制を構築した上で管理フローを整理する