韓国出張で、とある大企業を見たり聞いたりした話。

以下、一般的かどうかわからない話。

福利厚生と企業の雰囲気

日本の福利厚生と韓国の福利厚生は毛色が違うとの事。日本だと、交通費、住宅手当、保養所、社割というのが一般的な福利厚生のイメージ。一方で韓国の場合、(住宅手当は無いが)三食社食が無料、(交通費は出ないが)送迎バスがある、といった感じらしい。拠点の中には卓球場やらフィットネスやら色々と揃っていて、一つの街のようになっている。

日本の場合は、家庭と会社が完全に分離しているような印象があるが、韓国の場合は会社も一つの家族のような共同体なのかもしれない。実際、社内の雰囲気はとてもリラックスしている。服装は自由だし、皆の喋り声で溢れている。

人柄

大らかな人が多かった。仕事にも協力的。やりたい事、背景、根拠をきちんと説明すると、真摯に対応してくれる。ミーティングの時にはちょっと怖そうな雰囲気だった人も、帰り際には「カムサハムニダ〜」と笑顔で見送ってくれるという感じ。

向上心と就職難

通訳の人は、会社に通いながら更に博士課程で勉強をしているという話をしていた。「すごいなー」と日本人の一同が感心していたが、韓国の人から言わせると、「そこまですごくは無い」という事らしい。韓国では就職難はかなり深刻らしく、常に向上心を持って自身の能力を上げていかなければ生きていけないそうだ。