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考える前に感じろ、その前に知れ

先日、ワークショップ形式のセッションに行ってきました。あまり期待していないし準備もしていなかったのですが結構効果がありました。

内容としてはジャズのソロで音をどのように選んで行くかという話で、要するに音楽理論なのですが、組み立てとしては次のようになっていました。

  1. トーナリティ(というかキーを構成する音)の中でソロを構築するとこうなります
  2. その中でもポイントとなる音がオモテ拍になるよう帳尻を合わせるために半音を混ぜるとこうなります
  3. 譜面に起こすとこんな感じです
  4. ではやってみましょう

順番としては、(3) の部分は (1), (2) にそれぞれ挟み込まれる感じでしたがおおむねこういう流れです。で、なんで上手くいった(理解できた)のかなというところなのですが、知る、感じる、考える、実践する、というプロセスが十分な時間の中で行われたというところにあるのかなと。

ある事を知ったとしても、それができるようになるためは感じとれる必要があります。例えば音楽でソロをリアルタイムにとっていく中で、理論を知っているだけでは役に立たないのは、それこそ理論にあった音や避けるべき音を瞬間に、要するに感覚的に選んでいく必要があるからです。

また、正しいかどうかだけ判断できても駄目で、正しいものができるようにするにはどう自分の中で一般化させるかというのも重要になります。自分が前から採っていたアプローチを拡張すれば良いとか、運指を見直す必要があるとか、自分がそれを自然に行うための障壁を取り除く作業とも言えます。正しくてもやりづらいのであれば身に付かないからです。

このプロセスの中で一番難しいところは感じる事ができるかどうかかなと思います。極端な話、考えるのは時間さえあればいくらでもできるのですが、感じるというのは今の自分に「条件が揃っているか揃っていないか」で成否が決まるような気がします。