Windows Vista ローカルの呪い

au Wi-Fi spot cube に AP を替えて、Windows Vista を接続しようとしたところ、インターネットに繋がらないという状況になりました(はじめに言っておくと、cube ではなく Vista が原因でした)。

状況としては、

  • "ネットワークと共有センター" の画面でネットワークのアイコンとインターネットのアイコンの間がバツ印となり、ネットワークの接続状況としては「ローカルのみ」となる。
  • Wi-Fi には接続できているが、同一ネットワークの他機器に ping は届かない。
  • DHCP 経由で IP アドレスは取得できている。デフォルトゲートウェイの設定も問題なし。
  • とりあえずファイアーウォールを外したりしても無駄。
  • LAN ケーブルで繋ぐと、インターネットアクセスできる。
  • Vista の診断機能を使うと「ルーターに問題があります」と出る。
  • 他の機器(Android, macbook など)は Wi-Fi 経由で問題なくインターネットに接続できる。

といったところです。

google で検索すると出てくるトラブルシュートを一通り試したものの、うまくいかなかったのですが、Vista の「ネットワークの結合」機能で解決できました。

手順としては、

  1. Wi-Fi の適当な(インターネットに繋がるようにしたい)AP に接続する。
  2. LAN ケーブルを繋いでインターネット接続を確立する。
  3. "ネットワークと共有センター" 画面で "カスタマイズ" をクリック。
  4. "ネットワークの結合と削除" をクリック。
  5. Wi-Fi のネットワークと LAN ケーブルで繋いだときのネットワークを結合する。
  6. LAN ケーブルを抜く。

です。意味不明です。

インターネットに接続させる経路(今回は Ethernet)と、ローカルのみに閉じさせる経路(今回は Wi-Fi)をVista 内部で持っているようで、それを結合させる事でインターネットに接続させる経路を作れるみたいです。多分、経路の情報というか設定を複数持たせるためなのでしょうけど、いまいち目的は不明です。