新しい事

今やっている仕事は、いわゆるプロジェクトマネジメントをやるような立場なのだけれど、なかなか大変である。

プロマネ自体が経験ない中で、手本となるような人も近くにおらず手探りでやっている。部署もできたばっかりだし、扱っているものも先行開発品というような代物。当然自分の専門外のところが問題となるところも出てくる。しかもその問題に対処できるようなバックグラウンドのある人がいなかったりする。そもそも人の絶対数が少ない。

何か大きなものであったり新しい事にチャレンジしたりする場合、こういった状況はつきものなのかもしれない。新しいが故に、リファレンスがない。体制もきちんと整っていない。マニュアルもないので効率も上がらない。そんな中で要員は一般的な部署よりも軽めに見積もられたりする。それはまぁ仕方のない事なのかもしれない。

「新しい事にチャレンジし、差分を出していく事に意味がある」と考えていたが、今までいかに自分が準備された組織の中でパフォーマンスを挙げていたかがよくわかる。本当に力のある人は、効率的で、問題が起きた時に救える体制を持つ、いわゆる強い組織を一から作り上げていくような人なのだろう。

とはいえ、一歩ずつ前に進んでいくしかないことだけは確かだ。新しい領域に身を置くというのは、とてもしんどい事ではあるけれど、一年振り返ったらそれなりに得るものも多いのではないかなと思う。