サンダーバード

NHK でやっている新しいサンダーバードが面白い。
昔の人形劇ではなく CG となっていて、昔の方が趣はあったように思えるけれど、今の方が疾走感はある。

ふと気になったのが、Thunderbirds Are Go というタイトル。go は動詞ではなく名詞らしい。たしかに、複数機が発進する時には "are go" って言ってるし、単数(例えば 3 号のみ)で発進する時には "is a go" と言っていたような気がする。

"Thunderbirds go" だとただ単に発進するというニュアンスなのだろうけれど、名詞の go には「オペレーションを行う準備が整っている」という意味合いが含まれるらしい。劇中でも発進直後に "Thunderbirds are go" と言っているので、単純に発進したという事実を伝えたいというよりは、「これよりオペレーションを遂行する」という意気込みなのかもしれない。

ちなみに今回のサンダーバードにはサンダーバード S 号 (Thunderbird S) という機体が登場するが、これは日本のメカニックデザイナーが手がけているそうな。マクロス F とかのデザイナーらしい。

初回では悪役が地震発生装置を地球の至る所に仕掛けたものの、それをコントロールする発信機が一つの衛星についていていることを国際救助隊が電波解析で割り出し、その衛星を乗っ取った挙句に逆探知で悪役の居場所を突き止められてしまうというような展開であった。

やはり複数の衛星で冗長を組むべきなのだけれどコスト的な制約があったのだろうか、という疑問があったものの、本件の目的としては「揺さぶりをかけた時に各国がどのような反応を示すかを確かめればそれでいい」みたいな話を悪役がしていたので、まぁそれだったら良いのかな納得。


thunderbirds-are-go.jp