2015/2/27 レッスンまとめ
歌う
例えば、フレーズを弾いているときに躓いたとする。その時に自分の中でフレーズの流れや軸となるビートがしっかりと残っていればテンポがずれずにそのまま元の流れに戻ることができる。フレーズの流れが残っていないと(指だけでフレーズの流れを維持している状態だと)、そのまま崩れてしまう。
フレーズの流れ、軸となるビートを指ではないもので構築するための方法として、歌うというのが良い、とのこと。指がもつれても歌がもつれなければそのまま自分の演奏がもつれずに進むので。
曲の雰囲気をくみ取る
So what のような曲であれば、自分の持つテクニックをひたすらに出し尽くすような演奏でもいいかもしれないけれど、Joy Spring であれば、テーマの持つ小粋な感じを引き出すようにソロを構築したほうが良いだろう。
せっかくの小気味の良いテーマの後に、テクニカルなフレーズを全面に出しても聞いているが側はつまらないかもしれない。いいモチーフを繰り返し散りばめ、時折テクニカルなエッセンスを盛り込むなど、テーマ含めて曲の構成をきちんと練り上げると良い演奏になる。
構成だけでなく、ビートについても同じ。黒いオルフェのようなボサノヴァであれば、あまりカチッとしたビートを刻むというよりは、 2 ビートのようなゆったりとした弾き方の方が良いかもしれない。
全てはその曲の持つ本質を理解するところから始まる。
80% の力で
普段の練習や演奏は 120% くらいのイメージで、100% の力でやっているだろう。でも、本番ではそれではいけない。
全力でやっても、とっちらかる危険が高い。人前で演奏するときには 8 割くらいが丁度いい。その 8 割のレベルを上げるために 120% のイメージのレベルを上げて、100% の演奏技術を上げておく必要がある。
バラードもカラッと
バラードだからといって、のっぺりふわっと弾いたら良くない。冷めた天ぷらみたいになってしまう。
きちんとビートを心の中で刻んで、カラッとした演奏をすること。
ビートは心の中で刻むこと。それを音に出しすぎると今度はカチッとしすぎてしまう。
バラードは相反する要素を全て混ぜていかないといけない点が難しい。
正解はない
アドバイスはあっても、回答はない。どれも「私はこう思う」というもの。でも、そういった思いがないと、何のために弾いているか分からなくなりますよね。
その他(メモ)
- スウィングの方向性は問題ないとのこと。このまま練習。
- スウィングに比べて他のリズムパターンがちょっと弱い(たぶんスウィングのレベルは上がったと思う)。特にボッサ。