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拾う力

最近、チームの中で「自主性を持って仕事をしよう」みたいなのがスローガンになっています。実際、うちのチームは自主的に動く人がほとんどおらず、言われた事を真面目にやるものの不十分で怒られる、みたいなパターンで爆死している人が多いです。皆、定常業務や指示されたものについては真面目に取り組んでいるのは事実なので、かなり損していると言えます。

受け身にまわってしまう(指示を出される)と (1) 指示を出した人間が既にその問題の大部分を認識している、(2) 出された人間は情報収集から始めないといけない、(3) 自分の興味があるのかないのか分からないけどとりあえず言われたからにはやらないといけない、といったところで不利になります。

特に (1) と (2) のギャップは致命的です。何故なら指示が出た時点で、評価する側が評価される側よりも「知っている」という状況が作り出されている事を意味するからです。下手すると、評価する側はアウトプットの形や結論までイメージした状態でオーダーを出している可能性があります。そうなるともうほとんど勝ち目は無い状況で、「上司のイメージしたものを報告できればブレイクイーブン、できなければ怒られる」という二択になります。

一方で、周りの人や上司があまり認識できていない問題であるとか、問題である事はなんとなく見えているものの不明確な部分が多く案件として動き始めていないようなものについては、とっとと拾ってしまった方が結果的に上手くいきます。そういった案件の方が「そのコミュニティの中で誰よりも自分が知っている」という状況をつくりやすいためです。

「誰よりも自分が知っている」という状況は、報告する対象(同僚や上司)よりも有利な状況という事です。周りが問題を認識する頃には、自分が結論を持っているので、(きちんと説明する能力さえあれば)どう転んでも相手のイメージ以上のものを提供できます。

ちなみに私は、自ら拾いにいって爆死するパターンも多いので、そこは難しいところです。